HOTEL BARCELONA

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+ ゆるやかに歌うがごとく音をつづけて。
 

 

数日前からパソコンの調子が悪かったのだが――10/27に引っ越してきてインターネットへつないだのが11/17。つないでから調子が悪くなった――、遂にインターネットにつながらなくなってしまった。カスタマーセンターへ電話。

最初に出た女性オペレーターの態度が悪く、「はあ?できないですけど?」とか言われたので、腹が立って電話を切る。

その後もうろうとしながら、一人でいろいろこちょこちょやっていたのだが、やはりどうにもならず、同じカスタマーセンターへ電話。またあの女の人だったら厭だなと思っていたら、違う人が出て一安心。


最初の女性オペレーターは、「電話番号が一致しないので(夫の携帯電話の番号で登録している筈なのだが、その番号での登録はないとのこと)、対応できませんが?」とか言っていたが、今度のオペレーターの人は、「ご安心ください。電話番号以外でも本人確認取れますので」と、迅速に電話番号以外での本人確認をしてくれて、どうやらそれが一致したので、対応してもらえた。

むらむらと湧き起こる最初の女性オペレーターへの怒りのような憎悪のような醜い感情。許さん、と思ったのだが、そこらにあった鏡に映っていた自分の顔がブスだったので、許さん、と思うのをやめる。これ以上ブスになってもしょうがないし。


今回のパソコンの不調は、モデムが古いために――
2006年から使っている――、壊れてしまって起きた不調かもしれないとのこと。無料で新しいモデムを送る手続きをしてもらった。11/21にくるらしい。

とりあえず嘆息。したら冷蔵庫の中がカラであることに気づいたので、買い物をしに外出。

久しぶりに外へ出た気がする。もう息が白い。こんなにも早く秋は終わるんだ。知らなかった。

白菜・罐コーヒー・豚肉(生姜焼用)・鶏ムネ肉・ウエハースのお菓子・食パン・シチュールウ等買って帰宅。

これくらいの量なら、前は易々と運べたのに、ずいぶん早く息切れがして、不思議に思った。少し寝ていただけで体力が落ちたのかと。
だけど、それは違った。坂道だからだった。
前に住んでいたところはどこへ行くにも平地で、坂なんか殆どなかったのが身についてしまって、坂道でもつい平地の歩き方をしてしまうのだった。

夕飯はシチュー。

夫、作ったら作っただけ食べてしまう。普段は食が細いのに、シチューの日はご飯を一人で2合くらい食べてしまう。すぐ空になる炊飯器と鍋を洗ってから、わたしは食パンを焼いて砂糖をかけて、お茶を飲みながらゆっくりゆっくり食べた。

平常運行でしょうよ。 / - / -
+ アダージョ・カンタービレ・ソステヌート

 

 

11/16

 

くんなりと自然に体から力が抜けて、まるで当然のことのように寝込んでしまった。ときどきのっそりとおトイレに起きたり、台所でむちゃむちゃものを食べたりしながら何十時間も眠り続け、ときどき夫に食べさせるための簡単なものを作ったり作らなかったり、風呂をたてたりたてなかったりして過ごした。無為。

テレビを観ている夢を何回もみた。
テレビなんか三年ぐらい観ていないので、観ない生活に慣れ切ってしまった。そのためか夢の中でも、なんでテレビなんかここにあるんだろう、そしてなんでわたしはそれしかやることがないみたいにしてこれを観ているんだろうと思っていた。

夢の中のテレビは中東で新しく起こった戦争のことを、ずっと報じ続けていた。

 

夫は、ずっと眠っているわたしを、知らない動物を見るような眼で見ながら、何か食べたり、帳面に蛍光ペンで線を引いたり、洋服を脱いだり着たりしていた。

 

「ごめんね、なんにもしなくて」

「あ、起きた?」

「うん…まだ完全には起きていない。もう一週間ほど眠っていたい」

「そうか。眠り病にでもかかったのかな」

「ねむりびょうね…本当に眠ったまま死にそうな気持ちだよ」

「まあマジで死にそうになってたらおれが救急車呼んでやるから安心して寝てろよ。起きられそうならめし作っといて。じゃあね」

「えっ、どこ行くの?」

「いいところー」

「ああ…駅前で呑んでくるのね」

「ど、どうしてわかったんだ!しかも駅前ってところまで当たっている!」

「わたしを甘く見るなア・ホウ。そして気をつけていってくるのだぞ」

 

息を吸う度に背骨が湾曲してゆく気がする。」このままだと二つ折りになってしまいそうな気がする。
パソコンの前に不調を押して座ってみる。詩を書こうとして、不調なので寝る。また起きて座ってみる。繰り返し。

 

11/17

寝ている。窓から空が見える。メール返せなくてすいません。

 

11/18

寝ている。

夫、どこからかBLEACH(まんが)139巻まで持って帰ってくる。

読んで全部の巻をくちゃくちゃに床にぶちまけて、そのままおっぽりだしてどっか行ってしまった。

ははん、と思いつつ、よろよろと片付ける。
電気コードの絡まったのをほぐしたりとか、こういう巻数のあるまんがや本を順番通りにそろえるとか、洗濯ものを正方形にたたむとか、そういう作業、好きじゃないでしょ?といろんな人に言われる。
ところがどっこい大好きだ。心が静まってゆく。


夜半、ばんかい!見て見て!ばんかい!と騒ぐ夫。見ない。

うらはらきすけってかっこいいよね!ぐんじょうは誰が好きなの?と話しかけてくる夫。別に好きなキャラなんていないし。と非常にクールな感じで答えた。


でも実はマユリ様が好きですいません。


夫、石田くんかなー?ぐんじょうは石田くんが好きなのかなー?としつこい。

マユリ様だって言ってんだろ(言ってない)!

 

平常運行でしょうよ。 / - / -
+ 入道雲がちぎれてさよならの合図
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朝食に余っていた秋刀魚を焼いた。
今まで夫は、なぜか朝も昼も食べず、夕飯しか食べなかったのが、引越してきてから、ちゃんと食べるようになった。

朝からかちゃかちゃ皿を洗ったりしていると骨の髄まで主婦という生き物に成り切った気がして怖い。バイト見つけたい。

夫、前夜、酒を飲み過ぎて気持ち悪いとのこと。お味噌汁二杯、秋刀魚一尾、納豆とご飯一膳、元気なく漸く食べる。

「おれ、近いうちに死ぬような気がする」
「体調悪いからそう思うだけでしょ。少し休めばよくなるよ」
「死なないで、とか言わないの?」
「そんなこと言ったってどうしようもないもん。わたしは意味のないことは口に出しませんよ。言って欲しければお願いしな。そしたら言ってやる」

夫、チェッとかバカコロンパンとかなんとか言ってたが、わたしは知らない振りをしていた。

午前、洗濯。干し終えて、部屋で国語辞典を読みながらしばしぼーっとする。時々うたた寝。

辞典や辞書や電話帳を、たまに読むのが好きだ。
そこには、恋愛も生活も憎悪も謎も、推理もヒーローもヒロインも物語も、なんにもない。安らかで、とてもいい。

そのあと、やろうかどうしようか、やっていいことなのかわるいことなのか、悩んでいたことをする。

何かというと、ゴミ箱洗い。
うちは、二段式の、割と大きなゴミ箱の中へ袋を張り、そこにゴミを入れるようにして使っているのだが、いつからか、ゴミを取っても臭うようになった。
厭だなあ、何が厭かというと、虫が湧いたら厭だなあ、だけどゴミ箱なんか洗っても大丈夫なんだろうか、と思っていたのを、とうとう今日、手袋をして、水とメラミンスポンジとで洗ってみたのだ。放って置いたら、すぐ乾いた。臭いはおさまった。よかった。

午後、買いものへゆく。駅前に一軒だけある和菓子屋さんに、オレンジの紙が貼ってあり、その上に達筆な筆文字で、

◎パートさん急募!!◎
50才位迄 経験不問

TEL 000-000-0000

と書いてあった番号をその場で携帯へ打ち込む。あとで電話してみよう。

お肉や納豆、卵等買って帰宅。

家の前に、細長い木みたいのが立っていて、それがわたしの名を呼んだので、ぎょっとして立ち止まる。何かと思ってそーっと近づいてみたら夫だった。しょんぼりしていた。
鍵を忘れたから家に入れなかったらしい。そして、わたしを待っているうちに、トイレがしたくなったらしい。

夜、居間で毛布をかぶり鳥みたいになって寝てしまった夫を見て、やっぱり死なないで、って言ってやればよかったかなあ、と思った。

夜半、手紙書きかけてやめる。寒い。なんにも思い付かない。
平常運行でしょうよ。 / - / -
+ 髪をすこうし染めました
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起きて、布団を畳んだり掃除をしたりしているときに、ふと廊下を歩く猫が見えた。猫なんか飼っていないし、窓も戸も全部しめてあるからどこからも入ってこられるわけはないのに。
成猫だ。四本の脚はまっしろで、そ、そ、と歩いている。やがて脚だけになって、消えた。まぼろしの猫。
あれえ。わたしとうとう頭がおかしくなったかな、それともまだ寝ているんだろうか、と思いながら、畳に寝転んで少し寝た。

そのあと猫が歩いていた廊下を掃除して、洗濯をして、夕飯の材料を買いに行って、夕飯を作った。

先日、髪を切ったので頭が軽くて大変動きやすい。

そのあとまた少し寝た。身体がおかしい。汚水がせりあがってくるような感覚がする。このところずっとだ。かと言って熱や吐き気はなく、ただ無限にだるい。

夫から電話。

「もしもし。めしある?」
「ありますよ。シチューですよ」
「シチュー!やったー!すぐかえるううぶぶ!あとなんか買ってくものある?」
「えっ、あまいもの」
「またかよー」
「中途半端に甘いものだったら承知せんぞ…」
「わかったわかった」

(帰宅した夫は、プリンを買ってきてくれた。)

「うまいうまい。ありがとう」
「食べるの早いよね」
「わたしプリンとシュークリーム、ときどき芋ようかんかバームクーヘン、たまに納豆ご飯があったら未来永劫生きていける気がする」
「多くね?欲張りすぎじゃね?」
「そんなことはない。必要最小限のラインナップである」
「太っても知らないからね」
「いいもん。太ったら思いきり粗野になるんだ。ロシアの無愛想な女給仕のように」
「えーっ…いやだ…もしそうなったら離婚していい?」
「それはそうなったときにいえよ!いま関係ないだろ!」
「でもコロンパンはさあ」
「コロンパンとは誰だよ!」

(コロンパンとはわたしのあだ名らしい。髪を切って、コロンとした輪郭になったかららしい。)

そのあと猫の件を話したら信じてもらえなかった。ちぇっ。

まぼろしの猫は、わたしにしか見えないらしい。
だから、わたしだけのものだ。今度みたらよく観察して、名前をつけてやるんだ。

夫は大量に作ったシチューをすべて平らげた。
幸せな家庭って感じ、といいながら寝た。幸せかどうか、わたしにはわからない。



髪型。

逆光でないとわからないぐらいすこうしの染め具合。笑うと顔が暗く歪む気がする。
平常運行でしょうよ。 / - / -
+ ナニワは陽気なところですか?
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夜更け、午前になった時間に繕いものをする。裁縫は得意じゃないが、まあどうにかこうにか、ちみちみとやって仕上げた。慣れないので縫い目が揃わない。針に目盛りでもつけてみようかと思う。

そういえば、父は、夜に針を弄ることを好まなかった。「やめろ。なくすど」「なくして踏むど」とそればかり言っていた。
あの迷信――縫い針を踏むと血管に針が入り込んでしまい、足が使えなくなったり、最悪の場合、死んだりする――を信じていたのかしら。

わたしはふまじめだから、昼間にきちんと陽のあたるところに座って、品行方正な感じで裁縫をすることができない。裁縫は夜が似合うと思っているからなあ。


そんなわたしの背後では、夫が、這って布団から出たり入ったりしながら

「見て、アザラシの赤ちゃん。見て」

とやっていた。ちょっと見てやってから拍手をした。夫は得意げだ。


朝になってから、届いた朝刊の、面白そうな記事を夫に読んで聞かせる。

夫は新聞が大好きで、朝刊を二紙――東京新聞と日本経済新聞――、夕刊を二紙――東京新聞と朝日新聞――とっているが、忙しくて隈なく眼を通すことができないので、「次は政治面を読んでくれ」とか「国際情勢でめぼしい記事はあるか」とか注文してわたしに音読をさせるのだ。
政治面の記事はむつかしい漢字ばかりだし、ルビを振ってないことが多いから、わたしは大変だ。


夫が出勤してから洗濯。布団乾燥機の上に濡れたものを並べて、しゅーしゅー温風を出してほったらかしておけば、だいたい乾く。

ほったらかしたまま外出。百円ショプーでティーポットを買う。
引越しのどさくさに紛れて前つかっていたのが無くなってしまったので。

ペットショプーへ寄って、前に無視された鸚にまた「おはよう」と声をかけたがやっぱり無視された。わたしが嫌いなのかな。そばにいた係員のひとは「気が向いたときしか話さないです」と言ったけど。

横のブースの、大きなインコが床に転がっていた。死んでいるのかと思ったら昼寝をしているらしい。あんな風に転がったら、ジャングルだったらすぐ捕食されてしまうだろうに。


バスで帰宅。わたしの住んでいる団地は坂のてっぺんにあり、バスはその坂の下までしか通っていないから、バスを降りたあとは歩いて上らなくてはならない。
だけど、電車で帰って、駅から歩くよりも、バスで帰って、この坂を上がるほうが幾らか近いのだ。
坂の上に団地が見える。あそこがわたしの家だぞ、と思うと嬉しくて早足になって、死ぬほど息切れするので、家になんか興味ないふりをして、ゆっくりゆっくり歩いた。


帰宅してドアを開けると、家のなかがひっかきまわされている。冷蔵庫の納豆と炊いておいたご飯が食べてある。ふとんからふとん乾燥機のシートが引っ張り出されている。
夫が一度帰ってきたんだな。わたしを探したのかも知れない。気のつかないことをした。恥の多い生涯を送ってきました。と思いながら器を洗って他のぶっくりかえっているものを整えた。


夜、何ヶ月か前に安く買ったルピシアの紅茶を、買ったティーポットでいれて飲んだ。
ナニワアイラブユーという、大阪限定のフレーバーティー(マンゴーやオレンジピールで香りをつけてある。全体的に陽気な感じ)を飲んだあと、黒豆玄米茶を飲んだ。

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黒豆玄米茶はとろりと綺麗なさみどりいろになった。おいしい。
平常運行でしょうよ。 / - / -
+ うー、愛なんかいらない
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水道局の人が来て、夫が応対している夢を見た。それはどうも本当だったらしい。起きたら夫がいなくて、玄関に水道局の関係の紙が載っかっていた。


残っていたご飯に納豆をかけて食べる。本当はかつぶしとおしょうゆをかけて食べたいのだけど、茨城から持ってきたかつぶしの大袋は、あんまりわたしがぺちゃぺちゃ食べるから、すぐになくなってしまった。


美容室に予約の電話入れる。今日はもう予約でいっぱいだと言われてしまったので、明日行くことにした。そこは、安さでは二番目ぐらいの美容室。
安すぎる美容室で、せんにひどい目に遭ったので――パーマとカラーを頼んだが、パーマはかからず、カラーは染まらず、揚句、お客様の髪は染まりにくいしパーマもかかりにくいと言われ、そんなんでも正規の料金をとられた。そのころわたしは十代で、美容師が怖かったので、文句も言えなかった――、よーく検討して、そこに決めたのだ。町田だ。

昨日、夫に、
「わたし髪切ってもいい?」
と聞いたら
「そういうことを聞いてくる女がおれは嫌いだ。君は自立しているんだから好きに切ったらいい。坊主にしたっておれは文句は言わないよ」
と言われたので、好きに切ることにする。


午後、洗濯をしながら読書をして過ごす。インフルエンザが流行っているらしいが、わたしには全く縁がない。
【インフルエンザが流行っている日本】は遠いところのような気がする。テレビがないからだな。雑誌も読まないし。


日が沈んで、淋しくなってきたので、部屋でこたつに当たりながら少し泣いた。見放された気分だ。
泣くことはわたしにとって、ひとつの手段だ。そこに意味はない。

泣いて落ち着いたので顔を洗って外出した。道を歩いていたらバスが来たので乗った。


適当に降りたところでスパゲティーを食べた。一人でも生きていけるな、わたし。どこにだって行ける。どこにだって行ける、ということは、どこにも居場所がない、ということだ。
居場所。あるのかもしれないけどどこにあるのか知らない。


夫から電話。今どこ?と言われたので、どこだっていいだろ、ばか、と言い返した。電話を切ってから初めて自分が怒っているとわかった。びっくりした。なぜ怒っているのかわからない。


雨が降るという天気予報だったのに、いつまで経っても雨は降らない。
つまらんな。
だけど少し経つと雨が降り始めた。


帰宅すると夫が先に帰っていて、
「おみやげ」
と握っていた手を開いた。テーブルに、どこでとってきたか知らないが、おもちゃのメダルがぢゃりぢゃりと、次々に落ちた。掌に載せてみる。
わたしの後頭部を撫ぜながら

「タマ、お前はこれでお遊び」

と言って夫は笑った。
平常運行でしょうよ。 / - / -
+ いい天気が続くと憂鬱になるよ
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コンビニまで歩いて10分ぐらい。結構な坂道なのでいい汗をかく。坂道の向こうには点々と家が建っていて、こんな坂のある場所にわざわざ家を建てて住んでいる人はどんな人なんだろうと思う。

この辺りにはまだ狸が出るらしい。

狸といえば、過日、平成狸合戦ぽんぽこの舞台となったとかいう、多摩ニュータウンへ車を走らせて行ってみたが、おかしなぐらいに静まり返った、長閑というよりは少し怖いようなところだった。夜に行ったからかも知れないが。


引越しが終わってから疲れがどッと出たらしく、眠ってばかりいる。どんな場所でも、何時間でも眠れる。

昨夜は、アメリカにいる夢を見た。アメリカの喫茶店みたいなところにいた。わたしは、呼ばれてそこへ行ったらしい。
パイプ椅子に座っていると、女の人が二人出てきて、歌をうたった。
彼女らがうたい終わったあと、何故だかわからないが三千円払うことになった。だけどわたしは、にこにこして財布から三千円出した。そんな夢だった。
全体的に、あらすじのない、たふたふくたくたした夢だった。


起きたらすでに辺りは暗く、夫が帰宅していたので急いでご飯の準備をした。
冒頭のコンビニへ行ったのはそのあと。
夫はわたしが一人で出歩くのを好まないが――「君が殺されたらおれはどうすればいいんだ」と言う――、夫の大好きなインスタント味噌汁が切れたので仕方がなかった。
わたしを殺したい人がいると困るので、見つからないようにこそこそ歩いた。


夜半、寝ている夫を見に行く。なんとなく、居なくなったような気がして。
襖を開けるとちゃんと居るので安心した。腕や足を野放図に伸ばして、薄目をあけて安らかにしている。

明かりが眩しかったのか、顔を顰めて息だけの声で何か言った。聞き取れなかったけど。


わたしは眠れずに真っ暗な窓硝子を見ている。さっき硝子を震わして、飛行機が飛んでいった。旅客機だろうか。
暗い空を飛んでゆく旅客機の中に、顔色のわるい乗客が、みんな前を向いて、シートベルトを巻いて、黙って座っているところを想像したら、なんだかせつなくなった。








はくしゅれす




>ミチルさん

こんばんは。わたしの住んでいる場所は人があまりいなくて意外に快適です。群集が苦手なので、せいせいします。

わあどこだろう。全然わかりません。
無理矢理あてようとのも、なんだか欝陶しい人みたいなので、わからない侭にしておきます。

はい!是非ご登録よろしくお願いします。

わたしはつまらん人間でして、面白い話もあまりできませんが、いつかお会いできるとよろしいですね。




>にょろりさん

誕生日の件、ありがとうございます。
川崎といっても都会のほうではないので、人もあまりいませんし、治安も悪くないと思います。多分。引越して日が浅いのでよくわかりませんが。
鎌倉、湘南ですか。いいところですね。今時分は特によろしいでしょう。
浄水器の件についてアドバイスありがとうございます。
単純なつくりの蛇口なので、大丈夫だとは思いますが、電器屋さんなどで相談してみますね。

平常運行でしょうよ。 / - / -
+ 欲深魔人、って、性欲旺盛そうだよね
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日曜版の新聞に入っていた間違いさがしを、朝、二人でやる。

「間違い、はっこだって」
「じゃあふたつずつ見つけて、ろっこ見つかったら、あとはタイム制にしよう」
「タイム制ってなんだよ」
「だから、ぐんじょう、ふたつ、おれ、ふたつ、ぐんじょう、ふたつ。そしたら次おれ、一分で見つけられるだけ見つける。見つからなかったら、ぐんじょう、一分で見つけられるだけ見つける」
「えー。わたし全部見つけたいんですけど」
「そしたらすぐ終わっちゃうだろ!ちょっとは考えろよ!この欲深魔人!でぶ!」
「え…よくぶかまじんはまあ、いいとしても、でぶはいま関係ないだろ…」

で、そのようにする。

「ほら、ふたつ見つけたよ。次あなたでしょ」
「昔のスペインてすげー(世界史アトラスとかいう参考書みたいの見てる)」
「おい!やれよ!」
「ちょ、静かにして。おれいま世界への理解を深めてるところだから」
「なんでいま世界への理解を深めるんだよ?あとでいいだろ!間違いさがしやれよ!」
「ふっ(鼻笑)そんな子供だましみたいなもの…」
「なっ!タイム制とか言って張り切ってたのそっちでしょ!しかも子供だましとか…間違いさがし描いた人に謝れよ!」

(結局わたしが全部見つけた)


昼、わたし一人で外出する。
足りないものは日々出て来るなあ。そのなかから本当に必要なものを見極めなきゃならないんだ。
夫が、水道水がまずいまずいと言うので、蛇口に付ける浄水器を買おうと思ったんだけど、買い忘れてしまった。

確かに、こちらの水の味は茨城とは、はっきりと違う。
味や臭いを無くそうとしたけどなんとなく失敗しましたという味がする。夫は水の味には敏感だからなあ。わたしは飲めりゃいいと思っている。

いつもは日暮れ前に帰宅するのだけれど、今日はいろいろあって、暗くなってしまった。荷物も重いし、電車に乗るのも面倒なのでバスで帰ることにする。
バス、初めて乗るなあ。
仕組みがよく解らないから今まであまり乗らなかった。
バス来る。お金払う。席へ座る。
走っている間、後ろの席へ座った女子高生団体が、お菓子を配り合いながら、「うち大豆が好き」「うちもうちも!」「えっ、ねーねー豆まきって大豆だっけ?」「えっ、ちがくない?大豆じゃなくない?」と話していた。
炒り大豆だよ、と言いそうになったけど我慢した。

近くのバス停の名前がアナウンスされたので降りますボタンを押して降りた。

DVD借りた。おくりびと、千と千尋の神隠し、チャーリー・ウィルソンズ・ウォー。

千と千尋は前に観たけどまた観たくなったので借りた。夫は観ないだろう。前観た映画をまた観るなんてムダだし信じられない、と、せんに言っていた。
チャーリー・ウィルソンズ・ウォーは、夫向きだと思ったので借りた。アメリカの下院議員が、イラクだかアフガンだかからアメリカ自衛隊を撤退させるために一人で奮闘する話らしい。

面白いといいんだけど。
疲れた。体内にねじやばねがあって、それが全部錆び付いたみたいな気がする。








はくしゅれす


>もさん

あい。その方法を取れば、わたしを見つけることは可能かと思いますが、わたしの住んでいるところの最寄駅は、急行が停まらないので各停のほうが確率は高いです。
だけど最も確実な方法はおとといぐらいに載せたメアドに、どこにいるのか、とメールして戴くことですね。タハハ。ただし厭ならしなくても大丈夫です★

男性から見れば感情的に見えるのでしょうね。自分では冷静だと思っていても、女である、というだけで。


平常運行でしょうよ。 / - / -
+ ガスト三年振りぐらいに行った
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今日は具合が悪くて夜までずっと寝ていた。


田中角栄(ハマコーの顔をしていたけど、まわりの人達がみんな、角栄だ角栄だ、と言うので、田中角栄ということになっていた)が、道路に面した木造旅館の、二階の窓を開け放ち、そこから身を乗り出して演説するのを見ている夢を見た。

角栄の演説は声は大きかったけど、群集がすごくて、殆ど聞き取れなかった。
何故か辺りの景色は大正時代で、道路は砂埃がたつような乾いた土で、みんな着物を着て歩いている。
横に立っていた、パナマ帽を被った紳士に、「角栄はなんで演説をしているのですか」と話しかけたら、「角栄が演説しないと毒ガスが空から降ってくるから仕方なく演説しているようだ」と答えてくれた。
ハマコーの顔をした田中角栄は、さっきまでスーツだったのに、もう一度見ると旅館の浴衣を着ていて、手に持った箸にまぐろの刺身を挟んだ恰好で、しきりに何か呼び掛けているのだった。
「食べかけで出てきたのだな。政治家も大変だな」と思ったところで眼が覚めた。

起きてから考えてみると、夢で見た町並みは、いつか博物館でみた、大正時代の銀座、というジオラマにそっくりだった。
それから、昨日、ずっと田中角栄の本を読んでいたので、そんな夢を見たらしい。


もう一度寝ると、知り合いの男の詩人(誰だかわからぬ。梁石日の顔をしていた)が、結婚したと言って、奥さん連れでうちに来て、
「青い座布団はありませんか。こいつ(奥さん)は青い座布団にすわらないと、子猫をたくさん生んでしまうから」
と言うので、青い座布団を探す夢を見た。

「なんだってそんな人と結婚したのかなあ」と思いながら押し入れを開けると、背後に立っていたはずの奥さんが押し入れの中で正座して、にこにこしながら、「気にしないでください。今ちょっとナントカカントカ(聞き取れず)を作っているところです。」と言う。
すると男の詩人が、「こいつ(奥さん)はいつもこうなんですが、熟年結婚ですから、多少のことは我慢しないといけない」と不機嫌そうな顔をして言った。

わたしは、「もう座布団は探さなくていいのかなあ。この人たちは幸せじゃなさそうだけど大丈夫かなあ」と思いながら、ぼんやりと立っていた。


は、と、お腹がすいたので起きた。午後8時だった。
朝ごはんを食べて以来なにも食べていなかったため、這うように布団から出て、食べものを探した。

上の階の人にあげる用だったお菓子――向かいの部屋と下の階の人には同じお菓子を持って挨拶にいったが、上の階の人はいついってもいない。深夜、足音がするのでいるはずなのだが――の賞味期限が迫っていたので封をあけて、はぶぶ、と少し食べた。
明日、代わりのお菓子かなんかを買ってこないといけないなあ。


その後、帰宅した夫とファミレスへ行ってご飯を食べた。
結構、夜の時間だったのだが、店内は満員に近かった。
隣の席に座っていた主婦らしき二人組が、ケーキを立て続けに頼みながら、わたしたちが席に座り、食べ終わって帰るまで、ずーっと同じテーマについて話していた。
彼女らはなんかのチームに所属しているらしいが、そこにいる一人の女性が、人の気持ちがわからない不粋な、「ぶっ殺したい」ほどむかつく人らしい。

テリブルテリブル。










はくしゅれす

>いささん

はい☆わたしは面倒なことはできれば避けたいほうですので、1番簡単でわかりやすい方法として、携帯のメールアドレスを明記することを選びました。これなら、登録や送信が簡単です。
わたし、電話帳に登録してある友達少ないんです。そして、その数少ない友達のなかには、アドレス変えたメールもなくアドレスを変え、そのまま、連絡がつかないため削除するしかない人もいます。がために、年々電話帳の件数が減ってゆき、今は、もう携帯いらないんじゃね、ぐらいの少なさになってます★
ですので是非、登録よろしくお願いしまーす!


平常運行でしょうよ。 / - / -
+ わたしなんて要らないよ、きっと
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今日の朝焼けは下から順に赤、橙、黄、ベージュ、白、水色、青、紺と色がはっきりして虹のように見えた。夕暮れより朝焼けのほうが鮮烈で激しい。


家事を片付け、布団と洗濯物を干して、隣の駅へ、電車に乗って出掛けた。気をつけてはいるのだけど、どうしても外出の時間が小・中・高の学生がわらわら出てくる時間と重なってしまう。
電車が混むし、彼ら独特の驕慢さに当てられるとくったりとしてしまうからなるべく避けたいんだけど。
若者が嫌いなわけではないが、わたしより年若いひとたちはみんなどこか排他的で物欲旺盛な気がする。
ロリコンとかの人は、そういう、彼ら独特の雰囲気も好んでいるのだろうか。
いや、若者は嫌いではないし、若者みんながそういう感じではないのは、知っているのだけれど。


そいでなんとか隣駅へ着いて、壁に寄り掛かってちょっと休み、目的の買い物など済ます。


或るデパートの或るフロアの、いつはもなにもないがらんとしたスペースで、何か催しものをしていたので見た。
駄菓子市みたいだ。
お客さんは殆どおらず、行列になることを想定したのか、「最後尾はこちら」と書かれた札のようなものが、うっちゃられたかのように無造作に置いてあった。

こういう寂漠とした光景、好きだ。
ふらっと店を覗いてみる。

30円のドーナツを売っていた、店番の男の人が、ドーナツなんかに興味ないのに無理矢理、店番を押し付けられたみたいなつるつるした気弱そうな人だった。
気に入って、少し買った。

ありがとうございます(へらっ)とされた。全然ありがとうとは思っていない感じの笑い方で、ますます気に入った。


帰宅して、早速ドーナツを食べてみた。珈琲味とプレーン味。

プレーンは、ねっとりとして、駄菓子屋で3こ入って30円ぐらいのドーナツ――ヤングドーナツとかいうやつ――が売られているが、あれの表面の砂糖をとって、バタと粉をもすこし足しましたという感じ。

珈琲味のほうは、――安いお菓子の珈琲味は、たまに、珈琲ではなくて、偽の黒糖みたいな味がするやつがあるから用心しいしい食べてみたけど――、ちゃんと珈琲の味がした。

凄く簡単に言えば、予想通りの味です。本当にありがとうございました。


そいから布団を取り込んだり洗濯物を取り込んだり、気になるところを掃除したり、組立式の家具を組み立てたり。組立式の家具を組み立てるのは面白い。あるべきところへ部品の断片やねじ、ボルトなんかをレンチやスパナでぎちっ、ぎちっ、とおさめてゆく。

布団はあんまりふかふかしてなかった。干すのが遅かったからかな。夕飯は公魚のフライとレバニラ、納豆、みそ汁。




一日のことをありのまま、感情をできるだけ排して書くと、なんでこんなにつまらなくなるんだろう。

わたしは感情的すぎる(夫・談)から、訓練のためにこういう書き方をしているんだけど。





はくしゅれす



>佐久間さん

こんばんは吉田です。ありがとうございます!いやあ…今回の引越しは、ホント、わたしと引越し屋さんだけでやったようなものです(苦笑)
夫が引越しが終わるまでずっと仕事していたものですから。察して戴き、いたみいります。

神奈川、たしかに長閑なところもありますよね。引越したところが長閑で、人もそんなにいないので落ち着きます。へへ。茨城よりはもちろん都会ですけれども。

はい、小田急沿いですー。今日も小田急乗りました。小田急は速いっすね。うちの田舎のローカル線とは雲泥の差です。はは。

受験、適度な感じでゆるゆるおはこび下さい。あまり張り詰めて無理ならさぬよう。春になって、平和な感じで、お会いできたらいいですね。

いつも読んで戴いている由、感謝いたします。



>ishikawaさん

えっ!いえっ…そんなっ…遠慮せずどしどし召し上がってください!にんにくは害悪だ、とか思っていませんので!
つげ義春とぼく、新潮文庫です。書店に見に行ったら、つ、は、辻仁成ぐらいまでしかありませんでした。た、は、は。つげ義春は好みが分かれますし、昭和のにおいぷんぷんなので、置いてないのも解ると云えば解りますが。
残念。Amazonででも購入しようと思ってます。えへ。


平常運行でしょうよ。 / - / -
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